教員採用試験対策 独学ノート 

平成28年度採用(27年度実施)を独学で成功させるための日々是修行

【教員採用試験対策】 筆記試験対策勉強 総整理【教職教養】(やったこと一覧)

さて、約1年間取り組んだ勉強を総整理しよう。

そして、第二次選考対策へのモチベーションの維持に努めたい。

 

 

 

【分野】

①タイトル、著者名、出版社、活用度(★~★★★★★)

~勉強してのコメント~

 

という形式で述べたい。

 

 

 本記事は教職教養について書く。

 

 

《教員採用試験 一次選考対策 総整理》

【教職教養】

①『教職教養ランナー』 東京教友会編 一ツ橋書店 (★★★★☆)

 穴埋め書き込み式のノート。教職教養の範囲を大観しており、体系的に勉強するきっかけになる。ただし、ノートなので追加情報の書き込みは必須、つまり“これ一冊で完璧”とは到底言えない。書き込みをしまくった僕の本冊は今では辞書的存在になっている。

 

②雑誌『教職課程2014年9月号~2015年8月号』 協同出版 (★★★★★)

 教員採用試験の過去問を出版している協同出版の雑誌。内容を大別すれば、各月とも前半が教職に関する情報・教養、後半が実践問題。この雑誌を1年かけて精読すれば、教員採用試験対策のすべてを知ることが出来る。特に、自治体別のデータや最新教育情報は至極。二次試験対策のために、再読必須。

 

③『教育心理学ルック・アラウンド』 山崎史郎編 おうふう (★★★☆☆)

 ②の実践問題を解く中で、教育心理分野がまったく無知であることに気がつき、とりあえずの一冊で読んでみた。高校生レベルでも読める文章で分かりやすさはこの上ないが、正直、試験対策を考慮すると内容面では不十分。まさにルック・アラウンド(見回す)程度。

 

④『たのしく学べる 最新教育心理学』 桜井茂男編 図書文化(★★☆☆☆)

⑤『読んでわかる教育心理学』 前田基成 東條光彦編 紫峰図書(★★☆☆☆)

⑥『やさしい教育心理学 改訂版』 鎌原雅彦 竹綱誠一郎 有斐閣アルマ(★☆☆☆☆)

 ④~⑤は、③で理解できなかった各項目について補充的に開く程度。特に⑤は有名な心理学者の理論を1ページの漫画で説明している箇所は分かりやすい。おススメ。

 

⑦『日本教育少史』 山住正巳 岩波新書(★★★☆☆)

 教育心理学と同じで、教育史に関して特に日本の流れについて知りたく読んだ。日本史と照らし合わせてみれば、近現代史であり、江戸時代末期の開国~出版された1987年頃までの教育史である。東大出身で都立大(現首都大)教授であった著者は、教育の世界では有名であるが、その思想の方向性は読む人が判断すべき。明治教育の項目は要注意。

 

⑧『学習指導要領解説 各編』 本部科学省 各出版・印刷会社(★★★★★)

 絶対必須。定価も安価なので自分の受験する区分に関する範囲はすべて購入すべき。ただ、読んでて寝落ちしたことは何度かある(笑)。通読も必須だが、問題演習をして出題された箇所をマーカーなりで分析し、出題箇所=知るべき重要箇所と理解して、そこを重点的に読解する方が理にかなっている。試験会場で、最後の最後に読んでいる人が多いのもこれ。当たり前か。

 

⑨『生徒指導堤要』 文部科学省 教育図書(★★★★★)

 ⑧と同じく必携の一冊。109ページの教育相談の手法等が試験頻出との情報を得て購入。今気がついたが、索引を見て知らない用語に遭遇したら、そこを重点的に読み解くやり方が良いのではと思った。ただし、本書の一章一節一項は頻出なので熟読した。

 

⑩『教職課程 3月臨時増刊号 2016年度の教員採用試験に必ず出る問題』 協同出版(★★★★☆)

⑪『教職課程 8月臨時増刊号 2016年度 教員採用試験 直前予想問題』 協同出版 (★★★★☆)

 ⑩、⑪ともタイトル通りの強力な最終兵器。試験直前に最後の問題演習のために解いた。ここで未知のワードに遭遇した時は正直焦ったが、もはやこれまでと腹をくくってこなした。あと、この『教職課程』は誤植・訂正が多いので、各号とも巻末の内容訂正を必ずチェックするのは忘れてはいけない。僕自身、この出版社への信頼度が高いだけにこの点は看過できない。

 

⑫『教員採用試験「過去問」シリーズ 志望自治体の教職・一般教養』 協同出版 (★★★☆☆)

 言わずもがなの一冊だが、僕は過去4年しか解いていない。理由は、①時間がなかった、②過去出題された同一の問題は出ない、③法律改正等で情報が古い、の3点である。これには批判もあると思うが、あくまで過去問というものは、出題の形式、傾向の分析、そして模擬試験としての活用に有用性があると考えている。

 

⑬『自治体別模擬試験』 東京アカデミー 3月実施 (★★★☆☆)

⑭『自治体別模擬試験』 協同出版 5月実施 (★★★☆☆)

 ⑬、⑭は⑫とは違い、予想問題的な期待もあり実施した。模試の結果は、正直受験人数の少なさや、同一模試を別日程で行っているなど、大学受験時の模試のような正確さが無い点は気をつけたい。⑭に関しては、過去問を流用しており(解答は若干変化させてあるが)、過去問を解いていた人にとっては目新しさに欠ける点も多かったのではないか。 因みに、3月時点ではB判定、5月時点ではC判定でした(笑)。

 

⑮『法、施行令、施行規則、教育答申、国・自治体の教育施策など』 (★★★★☆)

 ラストはこれ。まず、問題演習、過去問演習時に出題された出典を、片っぱしからインターネットで検索して紙ベースに出力した。すると、書類整理用の大型A4バインダーがパンパンになるほどの量になる。通読は一回したが、時間の効率と記憶の定着を考えるとかなり非効率的だった。やはり、出題された箇所をチェックし、その項目や内容に関しては、熟読すべきだろう。この作業を通じて感じたのは、文科省その他教育委員会や県職員の方々の仕事ぶりの凄さだ。よくもまぁ、こんな文章つくれるなと感心と不感心を得た。

 

 

 以上が、教職教養対策のまとめである。