【教員採用試験対策】 現状分析~どう勉強してきたか?~《教職教養 編》
さて、25日の記事の続きをまとめよう。
今までの学習履歴を総浚いし、今後の戦略を立てる。
今回は《教職教養 編》だ。
教職教養とは、範囲としては、
教育法規、生徒指導、安全指導、現代の教育、教育史(西洋・日本)、教育心理、教育課程と教授・学習、学習指導要領
東京教友会 編著(2013)『システムノート 教職教養ランナー』2015年度版 一ツ橋書店 pp.4-5のもくじ項目より
と大変幅広い。
教員免許取得者ならば、大学時代に教職課程で一通り履修しているはずなので、
初学ということではないものの、それを体系的にかつ試験勉強的に網羅するのは、
中長期的な勉強が必要であろう。
そこで、知人からの薦め、教員採用試験情報誌での評価、インターネットでの書評等を綜合して、僕は以下の参考書・問題集を選択した。
①東京教友会 編著『システムノート 教職教養ランナー』年度版 一ツ橋書店
上記した教職教養の範囲は、このシステムノートを参考にしている。
本書は、サブノート形式の問題集であり、まえがきにも述べられているように
…テーマごとの、集約整理・問題作成学習方法のプリントをたたき台にして…(中略)…教員採用システムノート・シリーズ…(同書pp.1-2)
と、著者の主催する勉強会の集大成であるらしい。
“テーマごとの要点まとめ” ⇒ “穴埋めの形式の問題”
の順序で学習することが出来る。欄外にはノート欄があり、そこに解答を書き込むことや、メモ・補足情報を書き込めるので、問題集かつ資料集にもなる。
実践例として、僕は、平成25年11月から26年7月までに一周だけこなした。
過去問は一切解かず(問題形式ぐらいの確認はした)、実践問題での練習もしなかったが、結果として、前回の試験では自己採点で約7割の正答率であった。
県独自の教育目標などの特殊問題以外は、既知情報で臨めたので、
初見での“全く分かりません!”状態だけは辛うじて免れることが出来た。
むしろ、県独自問題の出題は絶対出題されるのにも関わらず、
蔑ろにしていたことが悔やまれた。
一先ず、この経験から、
この『教職教養ランナー』(以後略称)で一般的な教職教養範囲の網羅は出来ると確信している。
次回試験までに最低二周し、資料集してのボリュームを高めるべく、追加情報の書き込みを増やし、教職教養のバイブルとしてのレベルを目指す。
②月刊誌『教職課程』協同出版
さすがに、ノート形式の教職教養の勉強だけでは、不安なので、
最新の教育情報を知り、さらに学習が出来るものは、と考えた結果。
この雑誌を購読することにした(26年9月号より購読)。
毎号後半に「教員採用試験合格力育成ゼミ」として、
教職教養・一般教養・専門教養の実践問題が全分野数問ずつ掲載されており、
情報雑誌はもちろん実践問題集としても活用できる。
勉強は、知識のインプット(読込)とアウトプット(書出)のバランスが重要である。
この両立をこの雑誌は上手く兼ね備えていると思う。
現状では、9月号~最新号までの特集や連載を熟読している段階で、
年明けから『教職教養ランナー』と並行して本書の実践問題を解こうと考えている。
また類書として、時事通信社の月刊『教員養成セミナー』もある。
購読するに当たり、両雑誌の比較は多方面の情報源の評判を参考にしたが、
実際本屋に行って、眺めてみることは絶対して欲しい。
私見による両雑誌の比較分析も余裕があったらノートテイクする予定だ。
前回にも触れたとおり、
最新の教育情報を知る媒体としては、新聞は欠かせないだろう。
そして、教育に関する情報の露出度は、政治経済に勝るとも劣らない。
オピニオン欄や文化欄、読者投稿まで教育の話題は範囲が広い。
文科省や中教審の最新記事よりも、むしろそちらの方が深遠な情報が多い。
そして何より、地方欄での教育情報は、本年度の試験で辛酸をなめた分、
注目して勉強している。
以上が《教職教養 編》となる。
書き漏らした勉強法および実践例があったら、適宜記そうと思う。
次回は、いよいよ《専門教養 編》(社会科)だ。